神奈川県 老人ホームのメリットとデメリット⑦ - ワントップパートナー 東戸塚店

皆さん、こんにちは！
東戸塚店の小西です。
老人ホームのメリット・デメリットに関するまとめの第7回(最終回)になります。今週は「サービス付き高齢者住宅」のメリットとデメリットがテーマになります。ここでお伝えするメリットとデメリットに関しても、人によってはあてはまらないという事も出てくるかと思います。入居する施設の希望や条件の整理のために、ご活用頂ければ幸いです。

サービス付き高齢者住宅は、「サ高住」と略して呼ばれることが多い施設形態です。高齢者が安心して暮らせるよう配慮された住環境と安否確認・生活相談といったサービスを提供しています。
※住環境の面では下記のように規定されています。
・各専用部分の床面積は、原則25㎡以上
・各専用部分に原則、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備えている
・バリアフリー構造
サ高住は、安否確認と生活相談がメインとなっている点が特徴です。介護付有料老人ホームは施設が提供する介護サービスも含まれており、ここが大きな違いになります。
※安否確認サービスは、介護職員が定期的に各居室を巡回し、安否を確かめるサービスで、生活相談サービスは、買い物の代行や病院の付き添いなど、入居者の日常生活をサポートするものが用意されている事が多くなっています。また多くの施設で食事の提供もされています。
サ高住は、必要になったら外部のサービスを受けることも可能ですので「今のところ介護は必要ないが、将来の備えとして利用したい」という方におすすめです。
また、生活の自由度が高いというのもサ高住の特徴と言えます。

ここからは、サ高住のメリットとデメリットに分けて、もう少し細かく説明していきます。
【サ高住のメリット】
・自由度の高い生活ができる
これまでの自宅同様、自由な時間に起きて、好きなものを食べ、好きな場所に出かけることができる施設が多いです。
契約形態もその他の施設が採用している「利用権方式」でなく、通常の賃貸マンションと同様の形態をとっています。
・完全個室でプライバシーが守られる
居室内に原則、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室があるため、他の高齢者施設と比較して、プライバシーが守られると言えます。
・施設の選択肢が広い
サ高住は設立時に国から補助金が出されることから、施設数が増加傾向にあります。このような背景から物件数が多いため、サ高住に入居するにあたって「入居待ち」になる可能性は低い状況で、選択肢は広い状況と言えます。
・初期費用が比較的定額で済む
サ高住は基本的に「敷金」と呼ばれる初期費用と月額費用が必要になりますが、施設数が増えていているためか、近年は初期費用を0円にしたり、月額費用を安くする施設も増えて来ています。

【サ高住のデメリット】
・要介護度が高くなると退去させられる場合がある
住宅型有料老人ホーム同様、外部の介護サービスを個別で契約する方式になります。24時間体制で医療・介護が必要になったときなど、対応に限界が出てくるケースがあります。
・施設ごとにサービスが異なり適切な施設選びが難しい
介護が必要になった際、自社系列の介護サービス事業者を用意しているサ高住も多いですが、どの種類の介護系サービスを持っているか各社差があるため、施設選びの際は検討が必要になります。
・介護サービスを受けるときは別途外部事業者と契約が必要
自分に必要なサービスを選べるメリットとも言えますが、必要なサービスが増えてくるとサービスの取捨選択が必要な事もあり、その選択と契約の手間がかかってくると考えられます。
・夜間の見守り体制が弱い
夜間の見守りサービスの内容は、センサーを利用している施設もあれば、スタッフが直接見回っている施設もあり、緊急通報システムを利用して夜間は無人の施設もあったりと、施設ごとに様々ですので、この点も契約の際にチェックが必要なポイントと言えます。

サ高住については以上になります。
ここまで、色々な施設のメリットとデメリットを説明してきましたが、それぞれの施設に特有の魅力やメリットとデメリットがございます。
ですので、どの種類の施設もメリットとデメリットを理解して、どの施設がご自身やご家族の希望に合うかを検討して頂くのが重要と言えます。
また、同じ種類の施設でも、特徴が異なる施設もございますので、実際に見学して頂いて、スタッフの説明を聞いたり、実際の雰囲気を感じて頂く事も、重要になってくるかと思いますので、是非見学等も積極的に実施して頂ければと思います。

施設探しに不安がありましたら、東戸塚店に御連絡下さい。ご希望施設の選定、見学同行も対応させて頂いております。

皆様の老人ホーム探しの参考になれば幸いです。引き続き宜しくお願い致します。